ところでな

ふつうの日記です。

親知らずを抜いた

抜くとき割と痛かった話。

 

抜いた親知らずは右下の1本で、少し頭がでていて横向きに生えていた。

 

びびりなので、事前に親知らずを抜いた人のブログなんかをたくさん見た。そうしたら、抜くときは麻酔が効いてるから痛くないという意見がほとんど、というかすべてだった。顎が疲れるとか、音がこわいとかはあったけど、抜くとき痛いなんて話はみつけられなかった。私は結構安心した。

 

先生は若くてとてもいい人だった。繰り返し、大丈夫です、麻酔が効いているから痛くありませんよと言った。同意書にサインをして、手術がはじまった。

 

最初は麻酔だった。事前に得た情報では表面麻酔をすることになっていたが、直接さしてきた。びびって体が強ばったが、耐えられる痛みだった。なんだ、いけるじゃん、と思ったのが間違いだった。

 

次に歯茎の切開。手術を受ける前はこの工程がいちばんこわかったけど、実際はいつ切ったのかわからなかった。もちろん痛みもない。

 

「次は歯の頭の部分を割ってとりだします。」と言って、先生が何らかの機械(こわすぎてよくみてない)で歯を粉砕しはじめた。その瞬間、先生がかなりの力をかける。

 

えっ、痛い。

 

先生が力を入れるたびに歯の奥の方が痛い。かなり痛い。やばい。聞いてた話とちがう。

 

しかし、ここで私は「ネットの人たちは、このレベルの痛みを“痛くない”って書いてたんじゃないか?ということは自分も我慢しなくては」という謎の思考によりしばらく我慢してしまった。

 

先生が横で「あれ?抜けないな〜」と若干焦り始めたあたりでこわくなり、麻酔を追加してもらった(計2本)。だけど時すでに遅しだったのか、結局最後まで痛かった。

 

他の人は麻酔がよく効いて痛くないのか、同じくらいの痛みを経験した上で痛くなかったと書いているのかわからないけど、とりあえずまったく痛くないなんてことはなく、むしろ涙が出るくらいには痛かった。病院では痛い時は早めに、そして正直に申告しようと思った。

 

※ちなみに抜歯自体は予告どおり30分で終わったし、抜歯後も頬が腫れることはほとんどなく、痛みも薬をきちんと飲んでいればまったくなかった。単に麻酔が効いていなかっただけで、先生の腕はよかったんだと思います。